あなたは何をしている方ですか?
富士山の麓の街で旧式のシャトル織機を使い、”耳”のあるリネン織物を織っています。
それをはじめたきっかけと理由は何ですか?
ある時、同じ工場で働く妹が海外の蚤の市で見つけてきたアンティークリネンの布を持ってきました。100年経ってもなお使い続けられるその布に感銘を受けて、100年後も使える織物を作りたいと思い、リネンを織ることにしました。
あなたにとっての「TRUST」とはなんですか?
世の中がどんどんと効率を求めていく中で決して生産性が高いとは言えない真逆の道を歩んできました。職人が紳士に手を動かし、指を使い、目で追いながら織機を動かして一枚の布を織る、そこには言葉にはならない職人の魂のようなものが宿る気がしています。